新たな政党「民生党(People Rich Party)」が12日、台湾北部・台北市で結党大会を行った。党主席には音楽家、張穆庭氏が就任した。注目されているのはそのロゴマーク。○の中にドル記号が描かれている。張党主席によると、民生党は国民を等しく豊かにすること、つまり「国民に富を与え、国民を金持ちにする」ことを目指す。
同政党はイデオロギーを捨て、景気対策に特化した政見を打ち出す。主な党員は若者で、「若者、インターネット、景気対策」の3つが民生党の強みだという。
まずは台湾全土で7,851名の党員を募集する。対象は若者、そして同政党と同じ理念を持つ人。7,851という数字は、台湾における末端の行政区画である村及び里と同数。まずは2018年に行われる村長・里長選挙にターゲットを絞り、支持勢力の拡大を目指すという。